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2016年12月より「pixiv」と「小説家になろう」で週2回の連載開始以来、気がつけば7年半続いているシリーズ。 (現在も毎週月曜朝8時、「pixiv」にて更新中) webで連載したものを、大幅に再構成し、校正を入れて登場のペーパーバックス版です。 22年8月のコミケ100(#C100)で初登場となります。 イケオジブームに乗り(?)、ポスターなども注目され、表紙買いも続出するなど、人気のエピソード。 「別の正義」を掲げるこのイケオジは、最後まで登場する強火キャラなので、チェケラ! A6文庫版 カラーカバー表紙はマットPP 216ページ ------------------------------------------------- ※複数巻ご注文にあたっての注意事項 ネコポス送料でのご注文は1回のご注文で合計2部まで 3冊以上のご購入時は配送オプションもカートへお入れ下さい。 -------------------------------------------------
「当たり前」とは音もなく静かに消える
2016年末の物語開始当初は「SF要素入りのダークファンタジー」として執筆された『DYRA』。 しかし、2018年冬の『運命の啓示』を経て、現在の「SFベースとした、ファンタジー世界な色合い」の、言わば何でもアリな「ゴシックSF」スタイルに。 DYRAはついにタヌの父親を発見するも、逃げられてしまう。 それでもタヌは、「DYRAと一緒に捜したことで、確実にその背中に追いついている」ことから、希望を捨てない。 対照的に、RAAZとマイヨの宿敵とも言えるハーランからさえも逃げおおせているタヌの父親の行動に、『ある疑問』を抱く。 ──実は「大規模な組織」が後ろ楯についているのではないか。 「では、これからどうするか」 次の手を考えて動き出すのは、DYRAとタヌだけではない。 RAAZとマイヨ。 ハーランと錬金協会のディミトリ。 そして、タヌの父親。 皆、それぞれの思惑を持って動き出す。 そんな中、最初に勝負のカードを切ったのは、ハーランだった。 彼の動きを実に些末なきっかけから察知したDYRAたちは、西の都の大公アンジェリカ救出に動く。 だが、ハーランの動きは一気呵成とでも言うべき速さだった。昨日まで当たり前のようにすごしていた世界が突然、「音もなく、静かに崩壊した」のだ──! 風雲急を告げる10巻、ついに登場!
縁あった読者様からいただいた声
「イケオジ最高! もう、表紙でハート打ち抜かれました!」 「イケオジが鋭くてカッコ良すぎる!」 「タヌ君、すごい成長している」 「新キャラが! 新組織が!」 「都の大公アンジェリカ、思ったより全然フランクな性格で出てきたときにビックリ」 「優しい言葉や振る舞いは、DYRAへじゃなくて、死んだ奥様への言葉って……うわー気になる!」 「何故その日記を燃やさなかった!?」 「ラストは、ここ最近で一番の驚き。庶民とは関係ない世界を行くのかと思ったら、一般庶民も容赦なく巻き込まれていく!」 「RAAZがタヌを褒めているのは、何か怖い。もしかして、勇者をレベル1から育ててる魔王? みたいな」 今回、早い段階からたくさんのお声をいただいております。 ただただ、感謝でいっぱいです。 ありがとうございます!
みけちくわさん描き下ろし、「イケオジ」ハーラン登場!
表紙およびフルカラーでキャラクター口絵を描いているのは、緻密な背景や美麗な小道具を描き込むことで多くの商業マンガ家をお支えする、引く手あまたの実力派絵師、「みけちくわ」さん! みけさんの緻密な画力が遺憾なく発揮された「キャラ絵」を楽しめるのは、2023年5月時点でもなんと、「DYRA」だけ。 10巻表紙を飾ったのは、5巻ラストであまりにも衝撃的な登場をしたキャラ、ハーラン。 RAAZやマイヨと同じ文明を生きてきた、ケミカロイドと呼ばれる存在。だが、その改造を施したのは何と、RAAZの亡き妻ミレディア! かつての文明で、軍ではなく警察が極秘裏に組織した『ファンタズマ』と呼ばれる名もなき武装部隊の隊長だった彼は、政府の方針に反する相手を秘密裏にかつ手段を選ばず消していく、ある意味究極の「権力の番犬」とも言うべき存在。その戦闘能力も、マイヨの四肢を粉砕、絶命寸前にまで追い込んだほどなので、侮りがたい。 10巻表紙は、不老不死同然という『存在してはならぬもの』を何としても潰すべく、そして今いるこの世界に対しても思うところを腹に秘めて戦いへと踏み切るハーランが描かれております。
あらすじ:それはリバーシ終盤の逆転劇の如し!
【同じ風景なのに違う世界が現れた── タヌの父親は何処かへ消えた。それでも、手掛かりはある。だが、RAAZさえ気づかぬほど 静かに、一瞬で世界は変貌する】 タヌの父親に逃げられた! この件で、DYRAは黙して語らず、RAAZは彼女を冒涜した言葉と振る舞いとへ怒りを露わにする。 顛末を聞きながら、マイヨが嫌な予感を抱く。ことはそう単純ではないのではないか、と。そして、「調べたいことが出てきた」とも。 それでも、手掛かりはまったくゼロではなかった。父親が書いた日記らしきものを発見し、それを読み解くことで失踪の本当の理由と行き先とを予想する。 西の都の大公アンジェリカ登場で事実上の「第3の勢力」出現、そしてクライマックスは、今そこにいる場所が一瞬にして敵地のど真ん中に変貌する小さくて、とてつもなく大きな事件が発生する──